溶連菌(ヨウレンキン)とは、正式には溶血性連鎖球菌と呼ばれる細菌の感染症で、約90%はA群β溶血性連鎖球菌によるものです。

好発年齢
2歳から小学生。それ以外の年齢にも感染の可能性はあります。家族内感染は兄弟で約50%、親で約20%と言われています。潜伏期間は2~5日です。
症状(3歳未満では症状がはっきりしないこともあります)
発熱のどの痛み・発疹(かゆみを伴う)・イチゴ舌(舌にイチゴのようなぶつぶつ)
診断方法
発熱・のどの所見で疑いがあれば、迅速検査キット(のどについた細菌を綿棒で拭って測定)で検査します。5~10分で結果が出ます。この検査の結果は薬の内服期間に影響するためとても重要です。
治療
抗生剤を10日間内服します。発熱は内服開始後1~2日で解熱することが多いですが、内服を途中で中止すると溶連菌による合併症発症の確率が上がるため、特別な理由がない場合は必ず飲み切ってください。
登園・登校許可
抗生剤を内服し、解熱後24~48時間経過していれば可能です。許可証の必要の有無にかかわらず、必ず医師の診察後に登園・登校してください。
合併症
中耳炎・急性腎炎(むくみ・血尿・タンパク尿)・リウマチ熱(心臓の弁の障害)・IgA血管炎(腹痛・関節痛・内出血)(特に急性腎炎は発症後2~4週後に発症するため、できる限り発症後2週後の検尿検査を受けてください)
食事
“熱い”“辛い”“酸っぱい”等のどに刺激が強いものは避けてください。なるべくのど越しが良いものが良いですが、無理せず水分だけは十分に摂取してください。ウイダーインゼリーは飲みやすくお勧めです。
入浴
解熱するまでは控えてください。
その他
抗生剤を内服して3~4日経っても解熱しない場合は、他の感染が合併している可能性もあるため必ず受診してください。また、保育園等の集団生活により最近は何回も感染するお子様も増えてきています。