出産後、”痔(じ)”に悩まされるお母さんは決して少なくありません。

恥ずかしさや日常の育児の忙しさから受診できず、ひとりで悩んでいるお母さんもいらっしゃいます。また、それまで”痔”とは無縁の方が、妊娠や出産を機に”痔”を発症するケースは意外と多いです。
産後1ヶ月程経って、出産に伴う痛みが落ち着いたころから肛門に違和感を覚える場合は”痔”の可能性があります。

痔の種類

痔核(いぼ痔)

裂肛(切れ痔)

痔瘻(じろう)

痔核(いぼ痔)

肛門の内側にできるものを内痔核(ないじかく痛みが少なく、排便時に出血して気付くことが多い)、外側にできるものを外痔核(がいじかく痛みを感じることが多い)

  • 原因
    出産時の”いきみ”による肛門への負担や産後の便秘(産後は、授乳による脱水により便秘になりやすい)
  • 治療
    便秘の改善と痔核の縮小(詳細はこちら
裂肛(切れ痔)

肛門出口付近の皮膚が裂けている状態。排便時に疼痛や出血がある。

痔瘻(じろう)

肛門のまわりに膿(うみ)がたまる状態(肛門周囲膿瘍:こうもんしゅういのうよう)が悪化してできたトンネルのこと。

  • 原因
    下痢や産後の免疫力(ばい菌に打ち勝つ力)の低下
  • 治療
    膿瘍(うみ)の切開と炎症の改善(詳細はこちら

放置していると将来的に”肛門がん”のリスクが上がる事もあり注意が必要です。
治療の詳細 治療の詳細
  • 自宅でできること
  • 便秘:十分な水分摂取とバランスの良い食事(食物繊維の取りすぎはかえって便秘が悪化する事があります
  • 痔核:入浴時にお尻をよく温めて血流を良くする。また、授乳時のドーナッツ型クッションの使用や長時間の座り込み等を少なくする)
  • クリニックでの治療(授乳中でも可能な”痔”の治療
  • 便秘:緩下剤(便を柔らかくする薬)や下剤
  • 痔核:注入軟膏や漢方薬
  • 痔瘻:切開ならびに漢方薬

当院では、外科専門医による治療を行っております。また、こどもクリニックであることからお子様と一緒の受診お子様との同時治療が可能です。
もちろんお母様お一人での受診も大丈夫です。もし”痔”や”おしりの痛み”でお困りのことがあればお気軽にスタッフにお声がけください。