精巣捻転症(男の子)

概念 精巣捻転症とは、精索を中心軸として精巣と精巣上体が捻転することにより、精巣および精巣上体のうっ血さらには・・・

鼠径ヘルニア・陰嚢水腫(男の子)/ヌック水腫(女の子)

概念 小児外科疾患でもっとも頻度が高く、小児外科手術の約1/3~1/2を占める。 胎児期に腹膜の一部が内鼠径輪・・・

停留精巣(男の子)

概念 精巣は通常胎生期に腹腔背側部から下降し、陰嚢内に到達する。停留精巣(睾丸)は、精巣が途中で留まってしまう・・・

精巣静脈瘤(男の子)

概念 精巣静脈瘤は内精巣静脈への静脈の逆流により、つる状静脈叢に血液がうっ滞することで生じる。多くは左側に認め・・・

小陰唇癒合(しょういんしんゆごう)・陰唇癒合(いんしんゆごう) (女の子)

小陰唇癒合は女の子の赤ちゃんに見られる症状で、左右の小陰唇がくっついて膣口(膣の入り口)や尿道口(おしっこの出・・・

正常の経過

  • 赤ちゃんは包皮と亀頭がくっついているのが普通
  • 包皮と亀頭のくっつきは自然に剥がれてくる
    (完全に剥がれるまでの年齢には個人差があり、6カ月児80%、1歳児の50%、2歳児の20%、3歳児でも10%が剥けない)
  • 10歳を過ぎる頃になると、ほとんどの子供が剥ける

 

包茎の種類

包皮が剥けないために尿道口を露出できない
真性包茎
包皮が剥けて尿道口を露出できるが、完全に剥けない

包皮は剝けるが、ずっと剝けているわけではない
仮性包茎

包茎で起こりうること

嵌頓

剥けにくい包皮がたまたま剥けた際に包皮が戻らなく(かぶらなくなった)状態
嵌頓の状態が長時間(6時間以上)経過すると包皮が壊死し始める

剥いた後はすぐに戻す(かぶせる)。戻せなければすぐに受診を!!

 

包皮炎

包皮と亀頭の隙間で発症した感染
包皮や亀頭が赤く腫れて痛みがあり、膿が出る事もある

繰り返す場合、尿路感染や将来的に不妊症や陰茎がん等のリスクが上がる

発赤が改善しない場合、痛みがあるまたは膿が出た場合には、受診がベスト

 

痛み・劣等感

勃起時の痛みや性交時の痛みまたは、劣等感を抱く事もある
10歳を過ぎる頃になるとほとんどの子供が剥けるため、それまでは経過観測
以下の場合は10歳以下でも受診し、治療の必要性の有無を相談する事が望ましい

  • 包茎炎を繰り返す
  • 排尿時におしっこがまっすぐ飛ばない(周りに広がる)
  • 排尿時に包皮が風船みたいに膨れる
  • よく陰部を触る癖がある

 

包茎の治療

内科的治療(軟膏治療)

ステロイド剤を使用し、包皮を柔らかくして剥けやすくする
 

外科的治療(手術)

手術で余剰包皮を切る

まずは専門医に診てもらい、適切な説明を受ける事が大事!!
 

陰茎の日常管理

清潔に保つ

  1. お風呂
    石鹸を使用し痛がらない程度に包皮を剥いてしっかり洗う
    包皮を剥いた場合には、必ず元に戻す(包皮をかぶらせる)
  2. 排尿時
    できれば包皮を剥いて排尿(尿の飛び散りを防ぐ。無理に剥かなくてもよい)
    排尿前にも手を洗う(汚い手で包皮を触る事で感染する事がある)
  3. 父親任せにしない
    父親は子供の包皮を剥いたり洗ったりする事が怖い事が多い

    適切な方法で普段から対応し習慣付ける事が大事!!