熱傷の原因

  1. 加熱液体(熱湯・飲食物・油 等)⇒油脂含有物(カップラーメン・コーンスープ・カレー・シチュー等)は重症化する事があり注意!!
  2. 接触(ストーブ・鉄板・炊飯器・加湿器 等)⇒低温熱傷(こたつ・使い捨てカイロ・電気カーペット 等)は、徐々に組織が障害されるため見た目以上に重症化している事がある
  3. 火気(火事・花火 等)
  4. 摩擦(自転車等に引きずられた)
  5. 化学薬品(強酸・強アルカリ 等)
  6. その他(日焼け 等)

熱傷の分類(日本熱傷学会)

深達度(障害の深さ)症状治療までの経過
Ⅰ度発赤のみ・疼痛数日で炎症が消退
浅達成Ⅱ度水泡(水ぶくれ)
発赤・疼痛
1~2週間で上皮化(皮膚が再生)
深達成Ⅱ度水泡(水ぶくれ)
白色・疼痛
3~4週間で上皮化
肥厚性瘢痕(ケロイド)形成
Ⅲ度白色
疼痛㈠のことも
数ヶ月で上皮下
肥厚性瘢痕・拘縮の可能性

あくまでも適切な治療が行われた場合です。

重度熱傷

  • Ⅱ度熱傷7~10%以上またはⅢ度熱傷
  • BURN INDEXが10以上
    BURN INDEX=Ⅱ度面積*1/2+Ⅲ度面積
  • 気道熱傷(火事が原因の事が多い)⇒救急病院に至急受診

自宅での処置

まずは水で冷却(5~10分) まずは水で冷却(5~10分)
水で冷却し、加熱物を洗い落とす。しかし、こすり過ぎると皮膚がはがれてしまうため優しく。
服を着ている場合には無理に脱がさず、服の上から水を掛ける(時間は5~10分程度)

  • 水で冷却する事で鎮痛効果がある。また、加熱物を洗い流す事で組織障害の進行を防ぐ
  • 衣服を無理に脱がすと障害された皮膚が一緒に?がれてしまう可能性がある
  • 長時間の冷却は低体温になる可能性があるため行わない
医療機関受診 医療機関受診
傷に付きにくいガーゼや大き目の絆創膏を貼る。それ以外は剥がす時に皮膚も剥がれてします。
アロエや医薬品以外の軟膏は感染のリスクがあり絶対に使用しない!水泡も受診までそのまま!

自宅や施設でよくある熱傷

  1. 机上のコーヒーやケトルをこぼした
  2. 食べる前のカップラーメンをこぼした
  3. 炊飯器や加湿器の蒸気に触れた
  4. シャワーの蛇口を子供が勝手にひねった
  5. 目を離したすきにアイロンを触った
  6. 花火を手で触った
  7. 冷えないように湯たんぽや電気カーペットをずっと当てていた⇒低温火傷
①~⑥は子供の興味が原因⇒危険性を普段から意識する事でリスクを減らす