貧血とは血液中の酸素が不足して起こります。そして子どもの貧血で最も多いのは鉄欠乏性貧血で、乳幼児(6か月から2歳)と思春期(特にスポーツ女子)に多く認めます。乳幼児では急激な発育や離乳食遅れ、または母乳中の鉄不足で起きることが多く、思春期では急な成長・激しい運動・ダイエット・生理等が原因のことが多いです。症状としては顔色不良・活気低下・息切れ・集中力の低下・氷を好んで食べる(氷食症)・爪が反り返る(匙状爪)等があります。
検査は採血で体内の鉄や貧血の程度をチェックします。治療はまずは食事療法です。鉄分を多く含む食材(牡蠣・レバー・牛肉・ほうれん草・卵黄等)を積極的に摂取します。ビタミンCと一緒に接種すると鉄分の吸収が促進されまし。次に薬物療法となります。
貧血