厚生労働省からワクチン接種後の副反応についての報告があったので、まとめてみました。
参考にしていただければと思います。(当院常勤スタッフは全員接種しております)
ファイザー製の新型コロナワクチン「コミナティ筋注」主な副反応
接触部位の疼痛
1回目接種後92.3%
2回目接種後91.9%
発熱(37.5~38.0度)
1回目接種後3.3%
2回目接種後35.6%
発熱(38.0度以上)
1回目接種後0.9%
2回目接種後19.1%
頭痛
1回目接種後21.1%
2回目接種後49.0%
倦怠感
1回目接種後23.2%
2回目接種後49.0%
*発熱する場合は接種日翌日が多く、翌々日にはほぼ解熱しているとの事です。また、接種部位の疼痛は1回目、2回目いずれも90%超で、接種翌日が最も頻度が高く、こちらも翌々日に軽快したとの事です。(当院スタッフも同様の感じでした)
アナフィラキシー(強いアレルギー反応)
短時間に以下の症状が2つ以上発症する場合をいいます。
新型コロナワクチンに関しては約20万回に1回(詳細はデータはまちまちで一部の報告です)で約90%が接種後30分以内に発症しています。発症後、早期の対応が必要です。
発症
- 皮膚症状(発疹・発赤・かゆみ)
- 消化器症状(腹痛・嘔吐)
- 循環器症状(血圧低下・意識障害)
- 呼吸器症状(息苦しさ)
参照
- 第54回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、第14回薬事食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会合同開催
- 新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種について/長野県